短編集。

ココデナイドコカ (祥伝社文庫)

ココデナイドコカ (祥伝社文庫)

「人魚姫のくつ」というタイトル通りの物語。
主人公の女性が、恋に落ち、結婚して子供を産み、生きていく。恋は楽しいけど、それを愛に変える事は、簡単にできるのかもしれないけど、なかなかむずかしい。
人魚姫が魔法使いに声と引き換えに足をもらって、生きる決意をしたように、主人公も、仕事を辞めて、不安な結婚生活を始める決意をする。
昔、10代の頃、友人が「女の子は誰でも人魚姫で、王子様を探している」と言っていた。そんな事はないと、その時思っていたけど、この本を読んだら、そうなのかな〜と思った。
王子様じゃないけど、自分の隣に居て、お互い見詰め合って生きていける人を探しているのかもしれない。そのためには諦めることも、必要なんだと思う。
人魚姫が自分の声を諦めたように。
人魚姫は泡となって消えてしまった。しかし、現実では、消えることはできないから、毎日の生活に幸せを感じて、生きていけたら幸せなのではないかと思う。辛い事ばかりではないはずで、楽しい事もある。
人魚姫のくつ

人魚姫のくつ

トースト、コーヒー、クリームチーズ、ミックスジュース(バナナ、ヨーグルト、牛乳)

お弁当

味噌カツ、玉子焼き、煮豆、大根漬け、せんキャベツ、プチトマト

ご飯、具だくさんピリ辛味噌汁、納豆、ポテトサラダ、緑茶